SAP S/4 Hana

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ERPとは?

Enterprise Resource Planningとは、もともと経営改革のための概念・手法を表す言葉です。
Enterprise Resource Planning(ERP)」と呼ばれる経営管理システムのことで、企業が保有するあらゆる経営資源(人材、財務、生産、物流など)を総合的に管理し、最適な配置や分配を実現することで、効率的な経営や経営改革を実現するための手法です。一般的には「企業資源計画」と訳されます。
ERPパッケージは、この手法を実現するための情報システムを指します。企業内の全ての業務(例えば受注、販売、物流、在庫管理、会計など)を経営資源(人、物、金、情報、時間など)の観点から改革や改善を可能にする手法であり、
これは従来のコンピュータシステムによる業務の代替えではなく、業務改革を実現するものです。

ERPはなぜ必要か?
なぜ支持されているのか?
4つのPOINT

  • 経営判断な迅速化の実現

    現在の厳しい経済環境において、グローバル化や高付加価値化が求められる中、単に経済基調に従った経営判断では企業の成長は望めません。企業成長の鍵は、他社よりも早く新たな価値を生み出すことにあります。そのために、ERPは次のような点で重要な経営ツールとして注目されています。

    • 1.迅速かつ正確な経営判断に必要な情報を提供する
    • 2. 正確かつタイムリーな情報を提供する
    • 3. 必要な情報をいつでも取り出せる
  • グローバル要求への対応

    企業活動がグローバル化し、事業構造が複雑化する中で、主要な生産拠点や営業拠点における情報管理の強化がますます重要になっています。そのため、ERPの多言語対応やマルチ通貨対応といった高いグローバル対応能力が求められます。また、ERPの最大の特徴である全体最適思想や業務の標準化思想は、基幹システムの事業拠点展開の確実性を高め、企業の競争力を強化することにつながると考えられています。

  • 内部統制要求への対応

    昨今、コンプライアンスやリスクマネージメントに対する意識が高まり、企業内部統制の強化が進んでいます。ERPによって提供される、ビジネスプロセス定義や統合データベースという考え方そのものが、内部統制およびIT統制分野の統制要求において非常に高い効果を発揮すると考えられます。

  • 制度変更や外的変化要因への備え

    税制の変更や会計基準の見直しなど、事業エリアにおける制度変更が発生した際は、基幹システムにおいても制度変更の追従が必ず求められます。
    ロカーライゼーション対応が随時行われているERPパッケージは、システムニーズに対応する事が一般的であるため、システム運用のリスク軽減に貢献すると考えられています。

SAPとは?

SAP社は、ビジネスプロセス管理用ソフトウェアの世界有数のメーカーの1つであり、組織全体で効果的なデータ処理と情報の流れを促進するソリューションを開発しています。
1972年に創設された当初は、System Analysis Program Development (Systemanalyse und Programmentwicklung)という社名でしたが、後にSAPという略称で呼ばれるようになりました。
SAPは社名でもあると同時に、ERPソフトウェアの代名詞ともなっており、その中のひとつがSAP S/4HANAです。

S/4HANAの特徴